初めて"ku:nel"という雑誌(マガジンハウス)を買いました.
記事の中に,製本(手で作る本)の話題があったので. 2年程前,装丁家・栃折久美子さんの「ルリユール工房」という 製本のカルチャースクール(池袋コミュニティカレッジ)に1年間通っていました. あるお店から「オリジナルのアルバムを作れないかなぁ」と言われまして, 半端な手仕事はいやだなと思い,どこかで教えているところはないかと探しましたら, ルリユール工房にたどり着きました. ルリユールとは,フランスの製本工芸で, 1冊の本を仕上げるのにとても手間隙のかかる伝統的な技術なのです. これをまともに習っていたら大変なので, 私の場合は,ブライダル用のアルバムを作りたいので,と先生に御相談しまして, そういうカリキュラムを組んで頂きました. 先生は一つ一つの工程をていねいに作ること,手際のよさが大事であること,を 教えてくださいました. 本というものは,「直角」が大事で,それが正確にできていないと ゆがんだ本になってしまいます. 紙は水を含むと伸びてしまうので,のりをひいたら手際よく貼っていかなくてはなりません. プレスするときも(立派なプレス機で),慌ててはいけないけど,のんびりしない事. 私の場合は表紙が,白いシルクの生地だったり,ビーズの刺繍がある生地だったり, スパンコールが付いてる生地だったりと,めずらしかったのか, 生徒の皆さんがいつものぞきにきていました. この工房でアルバムや簡単な手帳くらいは作れるようになりました. ブライダル小物に,接着剤を抵抗なく使えるようになりました.(接着剤は便利です.) 「へら」という道具を使うことを覚えました.(へらで生地の厚みをつぶします.) ていねいな仕事を積み重ねていって,キレイなものが作れる.という事を改めて感じました. お仕事のための習い事でしたが,いろいろな事を教えて頂きました. "ku:nel"の記事を読んでいたら,またやってみたくなりました. 刺繍の表紙のノートとか,自分の作品のためのオリジナルの本とか. #
by artigana-g
| 2004-12-12 19:03
| 職人
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朝一で白金台のお店のドレスが届きました.
雑誌の撮影のための,新しいデザインのドレスでした. いつになく,ドレスがステキに見えました. オフホワイトのレースとサテンオーガンジィの組み合わせ. そのドレスに刺繍をしながら,今日はなぜか 自分が結婚する記念の日には,何を着るんだろう?と考えました. 舞い上がってしまうほど若くはないし. フォーマルなウエディングドレスを着るというよりも,,, 織りのキレイな素材のスーツとシルクのブラウス(全てアイボリー). か,デザインされたシルクのワンピース(アイボリー). に,少しセクシーなヒールの高い靴(これもアイボリーで). かな. 私を祝福してくれる人達の顔や,ざわざわしたあたたかい会話とか, パーティ会場のレストランの風景も頭の中に浮かびます. なのに,,, 肝心の「彼の顔」だけがのっぺりとして全く想像できない...! これではやっぱりまだまだ先.ですか. #
by artigana-g
| 2004-12-11 17:31
| 日々
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ああもう,ダメ.
と思ったので,7時にお風呂に入りました. いつもは寝る寸前に入るので,非日常的な気分. もっと早く,お昼頃に入ると,いつものお風呂のはずなのに, なぜか温泉にいるような気分になってしまう. 窓もないのに. 昼間に一人で,というのはちょっと不安なのですが. お風呂に入って, これからなりたい自分を考えたり, 結婚するならどんな人がいいかを考えたり, 今作っている髪飾りを完成させる方法を考えたり, 温かくて自由に動ける湯船の中にいつまでもいたくなる. 今,お風呂から上がってホカホカです. 元気になったんだったらお仕事すれば?と 散らかりっぱなしの裁断台を見ていたりするんですけど. #
by artigana-g
| 2004-12-10 20:32
| 日々
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シロガネーゼがいる白金台.
このお店とお仕事を始める前は,このエリアには行くことがなかったのですが. いつもは目黒駅から庭園美術館の横を通り越し,左折して外苑西通りに入ります. そうすると前方に個性的な建物が見えてきます. 初めて伺ったとき,この建物はなんだろう?と思ったのですが,中に入ってみると 2階へ上がる階段のそばの柱の中に,硝子の入った空洞ができていて そこに写真があるのです. よ~くみると,世界的に有名な建築家P・S氏の顔が. そうだったんだぁ!なるほど個性的なわけです. お店のお話によると,日本にあるP・S氏の建築を見るツアーというのがあるそうで, たまに外国人の方が見学にいらっしゃる事もあるのだそうです. 中はそれ程変わった様子はないのですが,外側が変わっているので,とても目立ちます. 覚えていただけるお店というのはいいですよね. お店のインテリアは白が基調で,モダンな感じ. デザイナーの方は,私と同じくアパレルでお仕事されていた方で, 女性で,同世代なのでとてもお仕事がしやすいのです. このお店のお仕事はだいたいがドレスの刺繍.レースが豪華なドレスが多いです. 年に数えるぐらいしか白金台に行く事はないので, そろそろ暮れのご挨拶に伺おうと思って, 久しぶりに小物のアイデアを見ていただこうと試作を重ねているところなのですが, 今日は,,,,なかなか,,,,うまく,,,,いきません. #
by artigana-g
| 2004-12-10 17:48
| 日々
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