![]() そろそろお仕事を中断したほうがいいと思ったので,今日は 『スカイ・クロラ』 を読みました. 映画の予告のアニメーションを見ていなければ,イメージがつかみづらかっただろうと 思われる,非現実的な物語です.著者 森博嗣氏は工学博士.戦闘機の空中戦の様子とか エンジンなどの説明は専門用語が邪魔をしてよく理解できませんでしたが,そのあたりは 映画を観ればわかるのかもしれませんね.映画は,,下火になってから.行けばいいかな. キルドレと呼ばれる大人にならない子供たちが戦争を仕事に永遠に生きる... 主人公のカンナミ・ユーヒチがつぶやきます. 仕事も女も、友人も生活も、飛行機もエンジンも、生きている間にする行為は何もかも すべて、退屈凌ぎなのだ。 ・・・なんとか退屈しないように、僕は生き続けるんだ。子供のまま。 (子供とは思えないセリフです☆) キルドレはたとえ死んだとしてもまた生き返り,また戦うことになるのだそうです. わかっていても,そこから逃れたいユーヒチの上司(といっても女の子)スイトは 人に撃たれて死にたいと言い,ユーヒチはスイトの望みどおりに彼女を殺します. キルドレがそこから永遠に抜け出せない哀しみが残ります. それでもユーヒチはむなしさを抱えながら生き続けようとするのです. 映画のアニメーションのように,閉塞感のあるモノトーンの世界.読み終わるとぼおっとします.
by artigana-g
| 2008-08-13 22:25
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Comments(4)
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artigana-gさんは押井アニメは大丈夫そうですね?^^
よしもとばななさんの日記に 「よくぞこれだけ原作の大事なポイントをみんなはずして、でも原作を消していないものが作れたなあと感動した。(中略) あのすばらしい小説への最高のごほうびのような映画だった」 とあって、私も観たくなりました。
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yuriaさん
押井アニメ,,実は前作の『イノセント』を見たのですが, 映像はもちろんすごいのですけど,格言を語りすぎるおじさんが 鼻についたり,ストーリー的に共感できなかったりして 私的にはイマイチでした.なので,すぐに映画を見に行く気にはなれず,, 小説を読んでみました. 理系でオタクっぽい人が書くとこんな文章になるのかぁと思いました. 会話の中で「何が?」「何が?」が連発されるのが気になりました.. ![]()
確かに押井監督は理屈っぽいですよね(笑
原作があっても自分の中で噛み砕いて、自分が表現したいものを映画にする感じでしょうか。 実は私はアニメ関係の仕事をしているので「勉強の為に」観る部分が大きいです。
yuriaさん
そうでしたかぁ.専門家の方たちなら必ず見なくてはいけない作品ですネ. 『スカイ・クロラ』は,原作と映画のストーリーがちょっと違うようですね. ラストがどうなるのか,私も映画を観てみたいです. 原作ではユーヒチとスイトの関係はそれ程恋愛っぽくもないです.
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