![]() 本棚にあった高村智恵子さんの紙絵を見ていました.フラットなものが気になって.何度見ても 胸打たれるものがあり,別の世界へ行ってしまいます.夫・高村光太郎さんに見せたかったのでしょう.こんな風にものを作れるなんて,,,すてきな人です. 本文「智恵子の半生 高村光太郎」より(抜粋) ・・・百を以って数える枚数の彼女の作った切紙絵は、まったく彼女のゆたかな詩であり、 生活記録でありたのしい造型であり、色階和音であり、ユウモアであり、また微妙な愛憐の 情の訴えでもある。彼女はここに実に健康に生きている。彼女はそれを訪問した私に見せる のが何よりもうれしそうであった。私がそれを見ている間、彼女は如何にも幸福そうに微笑 したり、お辞儀したりしていた。・・・
by artigana-g
| 2008-01-20 23:59
| デザイン
|
Comments(4)
彼女を語る光太郎氏の文章がまた素敵です。
智恵子抄にあるように、好きな女の人を高い所へ連れて行って 「あれが○○山、あの光っているのが○○川」 と言ってみたいけれど、実現できていません。
0
erialieさん
この,高村光太郎さんの文章,ほんとに素敵です. 智恵子さん,精神的な病でしたのに,こんなもの作れちゃうなんて 本来才能があったのでしょうね.マニキュア用のハサミを使ったと書いてありますが あの,甘皮をカットする用の小さいハサミだったのかな?と想像すると すごいな~と思います. 「あれが○○山・・・」って実現できる日が近いといいですネ☆ ![]()
展覧会で昔観たことがありますが、包装紙などで作られていたんですよね。芸術とか評価とかをすっと超えて、心に残るかたちでした。
こんな御本があったんですね。さっそく注文しました。
|
カテゴリ
以前の記事
ブログパーツ
最新のコメント
フォロー中のブログ
sudigital af... 非天然色東京画 菊田ヴァイオリン ~ ... 東京雑派 TOKYO ... Ys Floral De... おのひきだし 裏方SECONDO もしも二人会えたことに意... laneii diary モダン周遊Ⅱ ファン
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||