<< 9・11 やっぱり私って弱い >>
「愛の法則」に惹かれましたが
オーダーのかたまりを作り始めました.おかあさまのバッグは~~,ひらめきを待つのみ..

『米原万里の「愛の法則」』集英社新書を読みました.著者はロシア語の同時通訳の方ですネ.
「愛の法則」というタイトルだったから買ったのですが,それは第一章で終わってしまいます.
高校生に向けた講演の内容に,男と女の性の話とは☆←かなりおもしろおかしいです.
それはさておき
第三章の 理解と誤解の間―通訳の限界と可能性   の中から(以下抜粋)

 通訳という仕事、それから通訳ではなくコミュニケーションを取り持つあらゆる仕事というのは
 ある意味では、非常に不確実なものです。完全にコミュニケーションが通じて最終的に理解が
 一致するなどということはあり得ません。そのことを、まず覚悟しなくてはいけません。
  考えてみると、それは通訳だけの話ではありません。人は、一人一人みんな異なる個性を
 持ち、違う人生を送っているのです。親子や兄弟だってそれぞれ性格も違うし、お互いの環境
 も違います。それでもお互いに理解し合えるということが貴重で、大事なのではないかと、私
 は思っています。
  通訳でだけではなくコミュニケーションというものが、そのように非常に不確実なもので
 あって、最終的に一致するなどということはあり得ないという、一種の諦念というか、覚悟を
 持つべきだと思っています。

最終的に一致するなどということはあり得ない★・・・とても気が楽になりますね.
ここでも誤解を招いていることがあるかと思います.非常に不確実なのです...
ドライで知的な米原万里さんがもう既に亡くなられたことが残念です.
by artigana-g | 2007-09-10 23:59 | MODE | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 9・11 やっぱり私って弱い >>