昨日のおはなし

わたしのヒロノミヤサマが AU BON VIEUX TEMPS のケーキを持って遊びに来ました．
日曜日だったのにちょっとだけ会社に寄ってきたそうで，ネクタイにジャケットにコート姿だった．
この間の（オーダーの）靴の話を振ってみた．
すると彼は自分の履いてきた靴を見せてくれた．伊勢丹さんで買ったイタリアの靴だそうだ．
黒の革で，ウィングチップのアレンジのような，切り替え線のところにぽつぽつとデザインされた
パンチ穴が開いているものだった．すごく可愛くてビックリした．
メンズの靴はいいな～．何年も履くのでしょう？レディスではそんなことはないし．．
そしてやはり彼はオーダーの靴を持っているのだった．
それも有名店で作ったものではなくて，ひっそりとお仕事をしている靴職人が作るのだという．
その人にたどり着けたのがすごい．ひっそりとやっていることでちょっとはお安いらしい．
それに何足も作っていれば，きっといろんな事を理解してもらっていて，要望もすんなりと
通るのだろう．羨ましかった．
私が男だったら，値段が高くても良い靴を買って，ずっと大事に履くだろう．きっと．
それに私は靴磨きが大好き．磨いたという成果がわかる，ぴかぴかになる革が好きだ．
そういう人はメンズの靴なら死ぬまで履けるのかもね．

わたしのヒロノミヤサマがお帰りになるとき，玄関で
しゃがんで彼の靴をよく見た．やっぱりすごく可愛い．こういう趣味の人でよかったナと思った．
私は男の人の靴をチラッと見るほうだが，彼のはよく見ていなかったのだった．
私の靴が上がってきたら自慢して見せてあげようと思う．

知りたい！靴のマメ知識