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芥川賞読みました
昨日は材料を買いに出かけたら,あまりの人ごみに疲れてしまいました.
帰ってきてから不調になり,夜はお仕事をやめてしまって
芥川賞の『グランド・フィナーレ』を読みました.
あれっ?もう終わり?って感じで終わる小説.私にはウケなかった.
★ あらすじと私の感想
主人公はロリコンの趣味が奥様にばれて離婚させられちゃって田舎に帰るのです
そこで心中しそうな小学生の女の子ふたりが最後の記念にお芝居をやりたいというのを
手伝う...という内容なんですが
ロリコンのどろどろした恐さとか,心中しようとする女の子たちの悲惨さとかが
どんどん出てくるのかと思いきや,そういうのは全くなく
装飾された文章を一生懸命読んでいく読者を裏切るようなあっけなさで終わってしまうのです.
タイトルの「グランド・フィナーレ」が大げさすぎ!美しすぎ!だと思いました.

前も「文芸春秋」を買って,『蹴りたい背中』と『蛇にピアス』を読んだんですけど
「文芸春秋」っていう雑誌の読者層がどんな人達なのか,未だによくわらからない.
おじさんくさい.でも雑誌だから捨てられるところがいいんです.

芥川賞の小説よりも,「芥川賞選評」のほうがいつもおもしろい!んですよ.
高樹のぶ子さんや,池澤夏樹さんや,石原慎太郎さんや,村上龍さんや,山田詠美さんとか
選んだ人達の総評なのですが,今回も賛否両論.
『グランド・フィナーレ』を満場一致で選んだわけではない,というのが書いてあります.
石原さんなんか,いつも辛辣.「全く評価できなかった」
村上龍さんも「あまりよくないけど,小説にしかできないことに挑戦したから」

小説家になれるのって,持って生まれたセンスとか才能なんでしょうね.
こんなブログの文章だって,難しいな~って,しょっちゅう思ってますし.
by artigana-g | 2005-02-13 16:44 | 日々 | Comments(4)
Commented by sarah000329 at 2005-02-15 11:45
たしかに文章を書くという作業は難しいですよね。
読み手になにを伝えるかということが大切だし・・・あんまり難しい文章
だと、読んでてもイヤになるし。。。。
たしかに、blogは文章を書くいいお勉強になりそうです。。笑
Commented by artigana-g at 2005-02-15 17:58
sarah000329さん
ホントにお勉強です.人に見せる文章なんて,今までないですし.
それもほぼ毎日の事となると真面目に考え込んだりするときあります.
でも慣れていくんでしょうか...
Commented by sarah000329 at 2005-02-16 22:02
多分慣れるんでしょうね。。。でも、毎日書くって難しいです
たまには、あーー止めた って思うこともあります。 笑
Commented by artigana-g at 2005-02-16 22:57
sarah000329さん
私はまだまだ慣れたところまでいってませんねぇぇ.
歩きながらとか,刺繍しながら考えてしまってます.
でも書ける時はあっという間に書けるんですよネ.
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