早すぎてもだめなんです

ファッションの流行というのは，パリのオートクチュール・コレクションから始まって
パリ・ミラノ・ニューヨーク・東京のプレタポルテコレクションに具現化されて
フツーの国内のアパレルにトレンドが落とし込まれて，最後に
一般に浸透していくのだと思います．

（雑誌の）オートクチュール・コレクションをチェックした段階で
次はこれかなぁ，と思うものがあるのです．
それはだいたい次のプレタポルテ・コレクションに反映されて，やっぱりぃと思うのです．
そのあたりで，自分がいいと思うディテールを「お試し」で作ってみて
お店にアピールに行くのですが，なかなかウンと言っていただけない時があります．

それはだいたいが「早すぎる」ということです．このタイミング，お店は良くご存知のようです．
タイミングがずれると（早すぎても遅すぎても）売れなくなってしまいます．
一般の人達が「これが今の流行」と受け入れるその時に
そういうトレンド商品がないと売上がイマイチになってしまいます．

で，今パールを使っているところです．
私が「もうそろそろパールがいいと思うんですよ」と提案したのは去年の４月あたりでした．
この間の打ち合わせで，お店が「パールでいこう」と言ったので，やっと思い通り．

早いことがいいことではない．というのをOLの頃からわかっているはずなのに，
性格ですかねー．早く，まだ世間が飛びついていない新しいものを出したいのです．

やっぱり新しいものが好き．
ビーズ・スワロフスキーの次はパールですよ！（私だけのイチオシかもしれませんが）