扇子職人・浅草文扇堂のご主人 荒井修さんが江戸職人の発想,美意識,デザインなどを語る. ↑これは手ぬぐいで,手ぬぐい全体が真っ黒のくじらなんですよという考え方であり,目だけが 描かれることで,くじらの大きさが表現されているのだそうです. すごいですねぇ江戸って.職人が作る文化が明るいです.この本全体がおもしろいです. (以下抜粋) 江戸人にとっては、「小さい」ことが大切なんです。小さいことへの思い入れが江戸人には いっぱいある。粋、と言っちゃいけない。小粋でなきゃいけない。小ぎれいな、とかね。 小体(こてい)である以上は下品ではいけないんです。茶室なんかは、小さいけど品がいい でしょう。「きれい」っていうと、誰かにきれいにしてもらっている感じがしない?「小ぎれい」 というと、常に丹念に自分の家を大事にしている、手がかかっているという感じでしょう。 そこで、なおかつ粋、というのは、江戸人がいちばん好きなものなんです。
by artigana-g
| 2009-09-15 00:16
| デザイン
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Comments(8)
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fujicream
at 2009-09-15 09:57
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日本らしい小粋な結婚式が流行るとおもしろそうですよね。
きっとお細工物が重宝されることでしょう。
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cappu
at 2009-09-15 09:59
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↑サスガにデザインとしての図版ですね、面白い!
項目もたくさんありそうで色々な分野からの内容が楽しめそうですね♪
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artigana-g at 2009-09-15 23:32
fujicreamさん
なるほど,そういうのもいいですネ. 小粋,がむずかしそうですけど. 小さい物に意味を込めるみたいですね.知識がある人にしかわからないようなことを 謎解きみたいに入れるデザイン,和菓子のことを思ったりしました.
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artigana-g at 2009-09-15 23:34
cappuさん
このクジラにやられました.欲しいですね.手ぬぐい. この本はご主人の講義をまとめたものらしいので,話し言葉で書かれているのが 楽しいです.江戸っ子ですしね.歌舞伎役者の方々のお話も少し書いてありました.
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sarah000329 at 2009-09-16 13:38
へーーーー。。。。そうなんだ。小粋・・・小奇麗・・・ なるほど。
江戸っ子の心意気みたいなもんなんでしょうか。 しかし・・・このタオルの図案とっても斬新です。 江戸時代にもこんな人がいたんですねぇ・・・
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artigana-g at 2009-09-16 23:40
sarah000329さん
江戸と京都の扇子の作り方の違い,というのも載っていました. 京都は細かく分業になっているのだそうです. 扇子はお能や歌舞伎や日舞などにも必要なものですから なくなったりはしないのでしょうねえ. 江戸時代の無名のグラフィックデザイナー,たくさんいたのではないでしょうか. 職人がデザイナーというのがいいですネ.
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リディック
at 2010-02-11 17:11
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ご無沙汰しておりました。引越しだなんだなどでゴチャゴチャしてました。江戸のデザインっていいですよね、関東の粋って感じ。手ぬぐいのダジャレとかオオッ!て思うけど、真似できない洗練された遊びを感じますよね。熊野っていうとヤユって感じで、これはまた古い時代を感じさせますね。粋も、やはり本物の積み重ねの上に成り立っているということなんでしょうかね。
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artigana-g at 2010-02-12 00:21
リディックさん
奥のほうからありがとうございます. 江戸のセンスは素敵ですネ.北海道には洒落たものがなかったです. 東京はおもしろいところです. 少しでも真似してみたいですが,なかなか難しいものですネ.
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