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我慢強さ
さっきは,裏の児童館から「マツケンサンバ」の大合唱が聞こえてきて,
なんだか笑っちゃいます.かなりエンドレスでした.
子供たちに今何がウケているか,わかったりして面白いです.

今日はビーズの刺繍をずっとしていたので,笑いながらも手は止まらない.
このお仕事になってから,ますます我慢強くなったような気がします.

自分が我慢強い性格だと自覚したのは,小学校の算数の時間.
図形の問題(だったと思うのですが)をクラスメイトと競って解いていたのです.
なんとか解答を出したくて,ほんとに一生懸命考えました.
それで正解だったときの嬉しさ!!が強烈だったようで,
諦めずに頑張ってみる,というのが好きになったようなのですね.

私は双子なのですが,子供の頃から
妹(といっても戸籍上)よりも私のほうが我慢強かった.と母も言っていましたし.

人から「器用」だといわれたりします.
これでいいやぁって諦めるとうまくいかないわけで,
性格がそうさせていると思います.器用な人は我慢強いと思いますヨ.きっと.

それでも我慢強さが裏目に出てしまうこともあって,
どーしようもないときはギブアップの手を挙げるように!と自分に言い聞かせる事も.


あまり我慢強いとかわいくない.かもしれません.
by artigana-g | 2004-12-07 17:39 | 職人 | Comments(2)
大人のぬりえ
久しぶりにデザイナーズカラーで図案2型描きました.
描いていくうちにだんだん調子が出てきて,細かい線を描くたびに快感でした.

小さい頃から図画工作とか美術とかの成績は良かったのですが,
絵を描く事が特別好きでもなかったのです.
絵の具を使って描く事が楽しくなったのは随分と大人になってからです.

描いていると,これって「大人のぬりえ」という気がしてきます.
水彩特有のボヤッとした水分の多い絵は
お仕事ではあまり描くことはないので,なんとなく「ぬりえ」というのがぴったりきます.
自分はまだ子供っぽい.のかもしれません.楽しいですからネ.

アートトレース台というライトが入っている箱の上に,ケント紙を置いて描きます.
ケント紙の裏側に張ってある下書きが,ライトで透けて見えるので
そのまま絵の具で描いていきます.,,,,アナログですね,いまどき.
仕事場には,絵を描くための特別な場所はないので
いつもの裁断台の上に置くのですが,あまり汚さないように気を遣います.

広い仕事場が欲しいですね!


今日はちょっと出かけたビルの6階から日没直後の富士山を見かけました.
シルエットがくっきりしていて,なんだか妙に「日本」を感じました.
by artigana-g | 2004-12-06 23:04 | 職人 | Comments(2)
花婿の裏方
ずっと刺繍をしていたら,辛くなってきました.
でも,今年はもっと辛い刺繍があったのを思い出しました.

6月の始めにハワイで挙式というお客様で,カップルでお店にいらっしゃったのでした.
花婿が「シルクのアロハに刺繍をして欲しい」というご要望でした.
花婿のお母様が経営されている(ハーブを扱う)会社のトレードマークを
アロハ全体に.アロハはオフホワイト.刺繍の色はダークグリーン.

いつものように,刺繍サンプルを確認していただいて,OKがでましたのでGO.
スケジュールが厳しかったので,両袖は外注に依頼しました.
私は左右前身頃と後ろ身頃,左右のカフスと,台衿(内側に会社のロゴ)の刺繍.

始めたものの,ほんとに終わらないのです.
トレードマークというのは花と葉を単純化したものの組み合わせなのですが,
サテンステッチで埋めていく刺繍.アロハシャツ全体は予想外にとても大きいのでした!
辛かった,,,,縫製の人に渡すタイムリミットが近づいてきます.
結局1週間かかって,最後の日は朝の4時まで....
(私,徹夜ってだめなんです,したことないんです.)
その朝に八王子の縫製の人の待つ場所まで届けて,セーフでしたけど.

あ~~,やっとできた.と思ったら,
今度は花嫁がその刺繍を見て,「私もベールに刺繍が欲しい」とおっしゃって,
その頃ヤワラちゃんの影響もあったのでしょう.ベールが周囲10メートル.
これも4日かかりました.
ハワイにお出かけになるギリギリでお渡しできました...
はぁ~,思い出すだけで疲れます.
もう今年の話のような気がしませんね.

男の方のこだわりはすごいですね!「花婿の裏方」は辛かったです.
by artigana-g | 2004-12-04 16:47 | 職人 | Comments(4)
自分のための物
時間がちょっと空いたので,自分のための小物を作り始めてしまいました.
「紺屋の白袴」というか,なかなか自分の物を作る時間というのがありません.
1年に1回か2回.
始めてしまうと止まらなくなるので,,,,困ってしまいますが.
ま,いいですよ,たまには.

自分のための物,はかなり入れ込んで作ってしまいます.
自分で作ったものを人前で使うという事は(皆さん見ていますから)
デザイナーとしてアピールするチャンスなのです.
お客様のために作る場合は,上限なくいろいろな事はできないわけで
妥協しなくてはいけませんが,自分の場合は妥協する必要が全くない.
それに「色」が使える!のです.
これは結構重要な事で,いつも白っぽいものばかりを扱っていると
どうしても「色」というものに飢えてしまうのです.
それで予想以上にハマってしまう.

気合を入れて作ったものはかなり長い間使ったりします.
全く飽きずに使います.刺繍がぼろぼろになるまで.

刺繍糸だらけの裁断台.
かなり悩んだりして色を選んでいるところですが,
「たくさんの色がある光景」が好きだったりします.
by artigana-g | 2004-12-03 17:03 | 職人 | Comments(4)
凝った手仕事
昨日は商談で,2件のお店に伺いました.
どちらのデザイナーさんも,私の学校の先輩で,
パリのオートクチュールで働いた経験のある方たちです.(メゾンは別々ですが)

だから,というわけではないのかもしれませんが,おふたりとも
私には,手の込んだ工夫のあるものを要求されているように,常々思います.
(あっさりとできていると「らしくない」と言われてしまうのです.)

私がオートクチュールのテクニックなどを見るのは,
展覧会か,その技術をまとめたような本でしかないのですが,
ほんとに良くできていますよね!歴史でしょうか?誇りとか.
オートクチュールが高価なのは当然です.
たくさんの知恵とたくさんの時間で素晴らしいものが出来上がるのですから.

私もできるなら,たくさんの時間を使って思う存分すごいものを作ってみたい.
でも,それではお金がかかりすぎてしまいます.

この,金額の問題がなければ頭を悩ませることなく作れるのに.
手の込んだ,工夫のあるものを,どうやってお安くすればよいのでしょう?
どこまでやるか,,,,いつもの問題.

今作っているボンネ(髪飾り)も,なかなか凝ったことになっているのですが
お値段どーしましょう.
by artigana-g | 2004-11-30 20:08 | 職人 | Comments(3)
材料を探しに
東京は霧雨でした.今日は朝から材料を探しにお出かけ.

私が週に1回は行く浅草橋のお店で,ランバンのようなパーツを探しました.
このお店では,私の顔を覚えていてくれる店員さんが何人かいて,
挨拶をしてくれたり,領収書の宛名をスラスラ書いてくれたりします.
アンティークなスワロフスキーなんてやっぱりないのです.
石座(石をのせる爪付きの台)を「金古美」?とかいうアンティークゴールドにすれば
なんとかなるかな,,,.と思い涙型や長方形のや丸いのを買ってみます.
まだまだビーズ・ブームのようで,お店の中は午前中から結構お客様がいますね.

このお店のご近所で,いつも納品の時に使う透明の箱をまとめて買います.

駅前の書店をチラッと覗くと,もう2005年SSプレタポルテ・コレクションの雑誌が.
PARIS/LONDON,MILAN/NEW YORKの2冊を買いました.重い!

ので,いったん自宅に戻りましたが,納得がいかず午後から吉祥寺へ.
吉祥寺の少し奥まったところにアンティークなビーズを売っているお店があります.
間口が狭くて,店内までが古びた感じで,シックなお店.
そこで,,,ああ,,これね.アンティークなのがありました.
これってただ時間が経過したから古びたの?というようなクリスタルの石.
ああでもお高い!これを何個も付けたらかなりの金額になってしまうわ.
と心の中で思いながら「これ,3個ください」とサンプル分だけ買いました.

そのあと,もう1件可愛いアクセサリーパーツやリボンを扱っているお店に行ってみます.
ランバンには小さいビーズが付いていたはず.
それも古びたゴールドのようなのでしたが,ここにはあるかな?
ううううん,やっぱりない.でも近いのはこれ?これってこれだけしかないの?
「このビンの中の全部ください」と買い占めました.
追加のくるような刺繍の時は在庫がたくさんないとだめですけど,今回のはいいか.

これでなんとか刺繍サンプルを作ってみます.材料を探すのはいつも葛藤の連続.
by artigana-g | 2004-11-19 20:15 | 職人 | Comments(2)
プリント図案のお仕事
今日も外出.
ブライダル以外にプリント図案のお仕事をしているのですが,
今日はその会社の展示会なので,天王洲アイルにあるオフィスまで出かけました.

デザイナーズブランドのリビング部門のお仕事で,細々とやらせていただいています.
9月に描いた柄が,ワンピースやブラウスやキャミソールやパンティになっていました.

プリント図案のお仕事は,ケント紙にデザイナーズカラーで描いている
全くアナログなお仕事ですが,これがとっても好きなのです.
会社を辞めた直後はこの「図案家」というのになりたい!と思っていた程です.
版のサイズに合わせて図案を組むのも辛いけど楽しい.
ブライダルのお仕事が始まってもなんとしてもやめたくなかった.
ずっと続けてお仕事発注していただけて,ほんとに感謝しています.

展示会で自分用のを買わせていただきました.またまたお安い!です.

今日の東京は夕陽がきれいで,天王洲アイルの運河のところで,
ちょっとばかりボーっとしてしまいました.
会社がこういうところにあるのはとってもいいですね.
モノレールに乗ると,つい羽田空港まで行ってしまいたくなりますネ.
by artigana-g | 2004-11-16 16:56 | 職人 | Comments(4)
羽根の刺繍
私のメインはオーダーサロンのお仕事なのですが,
そのほかに1社だけレンタルドレスメーカー(関西)のお仕事があります.
私の友人に手伝ってと言われて始めましたが,随分続いているし,徐々に量も増えてきました.

ここ2日はこのレンタルのお仕事で,某ホテルのオリジナルドレスの刺繍です.
先方のご希望が「羽根の刺繍」ということだったので,刺し見本を提出しましたら
即オーケーということで,とりかかりました.

身頃全体にふわふわっと羽根が30枚,舞い落ちているようなデザインになっています.
羽根を線で表現したので,自分が思っていたよりも時間がかかっています.
それに素材が,ポリエステルオーガンジィにとっても細い金属繊維が織り込まれているもの
なので,つかんだところからしわができ,アイロンでもあまり元に戻りません.
(これでいいらしいのですが)
それに角度によっては夏の海を見ているようにキラキラとまぶしく光ります.

飽きました.....

このように集中力が切れた場合は,
昼間なら,ご近所の商店街をむやみに早足で歩き回る.
夜なら,早めにメイクを落として顔を洗い,水しぶきのマイナスイオンを浴びる.
あとは,アロマテラピーの力を借りる.(柑橘系のアロマオイル)
それでもダメな場合は,温かいお風呂に入って即寝ます.
次の日早起きしないと意味がないんですけどね.

飽きました.....

お風呂に入ろうと思います.
明日の朝は早起きですね!
by artigana-g | 2004-11-09 22:42 | 職人 | Comments(0)
アパレルのお仕事
展示会用サンプルの刺繍はときどき依頼が来ます.
これは知り合いだったり,知り合いの知り合いから来るのですが,
時間がある限り引き受けるようにしてします.(いつも納期がきびしいですけど.)
ほとんどが指示通りに刺繍するお仕事.
私がデザインする余地は全くないので下請け仕事とでも言うのでしょうか.
展示会で受注が付けば,量産は中国になります.
中国の人達が大量の手刺繍をするお見本になっているのかな~と考えると
なんだか不思議な気分になります.スワトウ刺繍とか,すごいですよね,中国の人.
工場に100人いれば,100枚はあっという間に終わってしまうそうです.
自分が100枚の手刺繍をするのを想像するとクラクラしますが,,,.
中国の安い賃金のお陰で私たちがキレイなものを買えるのですよね.

たま~に展示会に行ってみる事があります.
そういう時は社員価格で商品を買わせてもらったりします.
だいたい半額でしょうか.お安いです.

展示会は火曜日から.今日はヤマト運輸さんで送りました.

ちょっと元気が出ないので,ネイル塗りなおしました.
最近はケサラン・パサランのベージュです.
ネイルがキレイに塗れているとまた元気になってきます.
by artigana-g | 2004-11-07 19:43 | 職人 | Comments(4)
シルク好き
ピンクのドレスのお客様の結婚式は 確か今日でした.笑顔で終えられたでしょうか?
「喜んでいただけただろうか」と,何度か考えてしまいました.

お直しの疲れもあるのか,スモッキング刺繍ははかどらず,やっとさっき終了したところです.
このドレスの素材はシルクシフォンでとてもデリケート.
その分ドレープをとてもキレイに出せます.
私はこういうシフォンやデシンのような薄い生地を触るのがとても好きです.
シルクらしいシルク.やさしく,ソフトで,女らしい感じの.
刺繍をしていたら,蚕が口から糸を出している光景をを想像してしまいました.
あんな虫がこんなキレイなものを作ってくれているなんて.(蚕さんごめんなさい)
シルクは時間が経過すると,黄色っぽく変色し,それを通り過ぎると今度は赤っぽくなって
いきます.この,朽ちていく感じがいいのです!
シルクを触っていられるお仕事,そうなってよかったです.
冬場は静電気に悩まされますけどね.指の先もなんだかカサカサしてしまうけど.

このドレスは1998年から売っているものです.
普通のお洋服なら売れ筋が出ても,追加販売は1年半が限界ではないでしょうか.
ブライダルの場合は何年も同じデザインが支持されたりします.
最初に雑誌掲載されてからもう6年も経ちましたが,いまだに売れています.
私も何着このスモッキングを刺したか忘れてしまいました.
たくさんこなすと惰性でお仕事しがちですが,不思議にますますキレイに仕上げようという
欲が出てきます.

なんだかまた立て込んでいます.
アパレルの展示会商品のお手伝い.そのあとは某ホテルのオリジナルドレスの刺繍が.
by artigana-g | 2004-11-06 23:03 | 職人 | Comments(2)