サンローランさん,お亡くなりになったのですね.1日に.かなりのお歳かと思っていましたが 71歳とは..まだお若いのに.天才サンローランさん,ゆっくりお休みになってください. アパレルの2年目だったか,,デザイナーは 週一でリサーチに行き,企画の参考になる他社商品を見つけてこなくてはいけない というお仕事がありました.ある日私はひとりでリサーチに出かけて,サンローランさんの 麻のブラウスを見つけました.それは全体的にシンプルでしたが衿の微妙な形や 全体のカッティングが自分のブランドにとって良いと思われたので,当時でも6~7万円くらいしたのですが,思い切って買いました.会社に戻り,上司に買ってきた商品を見せて報告すると,, 怒られてしまいました.どうして怒られたのか今となってはよくわからないのですが. 経費として高すぎたのか,高級ゾーンを狙う会社ではないのに参考にならないものを買った, わかっていないデザイナーとしてなのか,とにかくサンローランさんのブラウスを買った私は 次の日の朝礼でもみんなの前で見せしめとなりました. 今考えると私のあのときの志向は悪いことはないと思うが,高いものを買う時には相談しなくてはいけなかったのでしょうか.サンローランの良さを理解する若いデザイナーのことを 会社は大切にするべきだったのでは?とも思う.うふふ.ほろ苦い思い出ですが,良い思い出.
by artigana-g
| 2008-06-03 14:26
| 職人
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Comments(6)
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erialie at 2008-06-03 21:55
イブ・サンローランは、遠い外国の若きデザイナーの心を掴んだのですね^^。
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dubrovnike at 2008-06-03 23:57
ニュースを見てちょっとショックを受けました。巨匠がまた逝ってしまいました。
サラリーマンの時、ちょっとしたミスが大きな問題になってしまった時、上司が騒ぎ立てた関係部署先の担当者を一蹴。上層部で話をつけてくれ、笑って「気をつけないとな」と一言だけで、なんのお咎めもなかったことを思い出しました。ふだん仕事に対する姿勢にはとても厳しい人でしたが。かなり次元の違う話ですけれど、いまでもああ言う大人になりたいと思っています。
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artigana-g at 2008-06-04 08:50
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artigana-g at 2008-06-04 08:54
dubrovnikeさん
また逝ってしまいましたね.. 会社の中で「この人についていこう」とか「この人なら尊敬できる」というようなことがあるととてもお仕事が楽しいでしょうね. 私は残念ながらあまりこういう思いをしたことがないのです. 行くところを間違ったのでしょうかね.
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aki
at 2008-06-04 10:59
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その時はわからなかったことでも後で「あれでよかったんだ」と思ったりすることってたくさんありますよね。(逆もまたありますが)後から分かる・・・というのが若い頃は分からなかったけど、今はしみじみ感じます。
私は最近、「自分はなんてアホだったんだろう・・・(若い頃)」と思うことが多く、若い人と接するときに「私のアホを年長者の方が大目に見てくださったんだから・・・」と言い聞かせたりしています。 上司は前の職場で二人だけ、すごく尊敬する方がいらっしゃって、部署を変わっても困ったときは相談していました。今でも時々電話したりするので、それだけは恵まれていたと思います。嫌な尊敬できない上司のほうが多かったですが。 こっちはずっと空梅雨で心配してましたが、ようやく最近降り始めて、それはそれで嫌です。東京と同じ時期に梅雨だと思うと、やっぱり気候がおかしいですよね。
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artigana-g at 2008-06-04 23:38
akiさん
ありますあります.あとにならないとわからないことたくさんありますね. 尊敬できる上司がいらっしゃってよかったですネ.羨ましいです. そちらは雨が降っていますか? 今日東京は曇り空でしたがちょっとは晴れました. 最近虫がだんだん多くなってきたみたいです.
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