<< マテな仕事をするおばあさんでした これからもずっと暑いので暑い暑... >>
ある夏の日の思い出
b0055196_1025616.jpg

むかしむかし会社のショップに飾られたオブジェのようなビスチエを買いたいと言ってきた男の人がいました.何でもご自宅でシャンデリアにして使いたいということでした.
会社はお断わりしましたが「では作っている人に会いたい」とその人は食い下がったので
ショップの女の子から(もう既に会社を辞めている)私のところに連絡先を教えてもいいか?と
電話が来ました.OKしました.夜でしたかその人から電話がありました.声からするともう中年を
過ぎたような男の人でオネエ言葉でした.「ほんとに素敵だった!あなたはもっと作るべきよ!」という感じの.その人は絵を描くアーティストのようでもあり音楽(ロック)に詳しい人のようでした.
その後1ヶ月おきくらいに何度も電話が来ました.私の創作的な仕事を応援する電話でした.
そして何度目かの電話のとき「会ってお話しない?でもボクは午後5時以降じゃないと外に出られないんだけど.」とドラキュラのようなことを言うのでした.それである日の午後6時頃,表参道のいにしえのカフェみたいなお店で会うことになりました.私が待っていると2人組が現れました.
ビックリでした!その人は年老いているのに全身ド派手で(確かゴールド系のパンツで)白髪で
瞳はどちらかというとグレイで背がすらっとしていてホラー映画の男優のようでもありました.
お供の人はこれまた魔女のような女性で,ネイルカラーは黒,口紅は黒に近い紫色でした.
男の人は私の見た目がフツーだったので少々がっかりしている様子でしたが,ご自分の作品が
ファイルされたものを見せてくださいました.何とも時代遅れの(しかし手の込んだ)自作のアクセサリーとか,その昔の油絵の個展の様子とか,ご自宅の天井から家具から冷蔵庫にじかに描かれた絵の数々とか..この人はアンダーグラウンドのようなところで有名人なのだろうか?一体
何者?私の疑問符は消えませんでした.その日以来電話はあまり来なくなり,そのうち音信不通になりました.今でもお元気なのでしょうか?それよりも,あの人は一体誰だったのでしょうか?
by artigana-g | 2007-08-07 10:05 | 職人 | Comments(6)
Commented by タッド at 2007-08-07 23:48 x
それ私たち夫婦です。
笑) いやぁー、いい話です☆☆
Commented by yoyo at 2007-08-08 06:49 x
いえいえ!私たち夫婦です。(爆)
もしかして電話番号教えちゃったのー?もしかしてお会いになっちゃったのー?とどきどきしながら拝読いたしました。
どんな路線にしろ、まっすぐな芸術家サンで良かったですねぇ。
今後はこういう場合わたヒロさまに同行していただいて下さい、セキュリティー上。
Commented by artigana-g at 2007-08-08 09:04
タッドさん
私が会ったお二人はぎょっとするような方たちでしたが..
東京にはいろんな人がいるんだな~と思いました.
Commented by artigana-g at 2007-08-08 09:07
yoyoさん
そうなんですよね.危ない人もいますからねぇ.
悪い人じゃなくて良かったですけど.
でもほんとに変わっている人でした.表参道でお別れの挨拶をしていると
まわりの人たちが「この人誰?」って感じで目をむいていました^^;;
Commented by fujicream at 2007-08-11 13:04
都会の闇の住人に出会ってしまった感じですねー。
でも船のビスチェすごいですね!!!! 素敵!!
こういうのはもう作らないんですか? 個展を開いたら売れそう。 
Commented by artigana-g at 2007-08-11 23:21
fujicreamさん
闇の住人でしょうか?あれだけ目立っているのに有名ではない
というのが疑問でした.東京にはそんな人はいっぱい居るのかもしれませんね.
何か文章も書かれている人のようでしたが..

ビスチエありがとうございます.今のところ作る予定がないですね.
何か依頼があればその気になるかもしれませんが.
こういうのを作ると結構売りたくなくなるものですよ,きっと.
名前
URL
削除用パスワード
<< マテな仕事をするおばあさんでした これからもずっと暑いので暑い暑... >>