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F先生のお話
この間,電話で父が懐かしいF先生の話をしていました.
(F先生は,父の大学の時の恩師で,彫刻家で,私たち双子の名づけ親)

F先生がミラノの Accademia BRERA(美術学校) に留学していた時のこと.
先生がお住まいになっていたappartamento には
石屋の職人さんたちも住んでいて,いつも
建物の中庭でお仕事をしていたのだそうです.F先生が大学の先生で彫刻家だとわかると
石工さんは中庭の一部を,先生の制作のために貸してくださったのだそうです.
それで先生はありがたくその中庭で彫刻を作ろうとするのですが,
横にいる石工さんたちの素晴しい技術に圧倒されて,自分の仕事が恥ずかしかった.
それなのに石工さんたちは先生のことを Maestro! と呼ぶので
ますます辛かった.のだそうですヨ.
ヘタな芸術家よりも職人の方がスゴイ!というお話を,帰国後
父にしてくださったのでした.

その話を引き合いに出して
「おまえは職人でいいネ☆」と励まして?くれたわけですが.
芸術家というイメージは,人に迷惑をかけようが何しようが,自分を貫く狂気の沙汰を持っている
ような気がするので,,,,そういうの私にはなさそうですし,このままで行こうと思います.
by artigana-g | 2006-02-27 00:02 | 職人 | Comments(6)
Commented by しろたん0606 at 2006-02-27 00:18 x
私も職人が良いです^^
芸術家は浮世離れしてる気がして、どうしても入っていけない何かがあると思うのです。
職人の、地に足のついた自尊心が好きです。
Commented by eriseki at 2006-02-27 08:31 x
素敵なお話ですね。
日本人にとってもイタリア人にとっても。
お互いの分を何の疑問もなく認め合うというのでしょうか、
職人というご職業素敵ですよ。
Commented by artigana-g at 2006-02-27 13:51
しろたん0606さん
芸術家のことを大げさに書きすぎたかな~とちょっと反省していますが
やはり強いものを持っていないと芸術家じゃないのでしょうね.
自尊心,いい言葉ですネ~.大事にしたいです.
Commented by artigana-g at 2006-02-27 13:56
erisekiさん
先生は名もない人たちのお仕事(例えば街中の壁にくっついてるレリーフとか)にいたく感心されたようです.ミラノですからねぇ.いたるところにそういうものがありますよね.
先生のこのお話は私にとって良いお話でした.
ワザを極めるというのもスゴイ事ですよね.
Commented by eimy24 at 2006-02-28 23:07
ドイツでは優れた職人さんは社会的にも尊敬を集めていますね(Meister!)。
ヨーロッパ全体でそういう意識があるんでしょうね。いいなあ。
日本でも最近は伝統工芸に関心を持つ、若い人も増えてるような
気がしますね。
Commented by artigana-g at 2006-03-01 09:03
eimy24さん
日本と欧米の価値観の違いというのを感じる時がありますね.
職業にしても尊敬される基準が違うような気がします.
イタリアでは(先生のお話では)人と同じことが忌み嫌われるらしいので
originaleなものを持っていてなおかつ技術を持った人が尊敬されるのでしょうね.
ほんとに「いいなあ」です.
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